オリジナルTシャツの作り方
いや、そんなのはいいからTシャツの作り方のエントリを書いて欲しいw
サイトウサンTシャツ - 西尾泰和のはてなダイアリー
と言うわけで、Tシャツ作りのエントリです。
これは技術的なんだろうか、じゃないのだろうか。
作る場所を決める
大きく分けて2つの作り方があります。
- Tシャツ手配から印刷まですべて自分で作る
- 印刷は業者に委託する
利点と欠点は以下のとおり。
自分で作る | 業者委託 | |
---|---|---|
利点 | 少数でも製作可・日程の融通が利く | 印刷がきれい・手間がかからない・耐久性あり |
欠点 | 手間がかかる・耐久性劣・失敗する・大量生産できない | 20枚以上でないと高価に・色数に制限 |
耐久性の面から私は業者委託を選択しています。以下ではこの場合の流れを書きます。
自分で作る場合は「Tシャツの作り方」などとgoogle先生に聞くと、よってたかって教えてくれます。
Tシャツの作り方 - Google 検索
委託先選び
業者には大きく分けて3つの形態があります。
- お店:実店舗で販売や入稿デザインなどをするパターン
- ネット:人に会わずにすべてを終えるパターン
- その他:デザインから販売まで業者に任せるパターン。
特徴は以下のような感じ
お店 | ネット | その他 | |
---|---|---|---|
単価(20枚生産時) | 2000円 | 1500円 | 3000円 |
マージン | それなりにかかる | 抑えることができる | かなりかかる |
入稿 | お店に持ってゆく | ネット経由 | ネット経由 |
デザイン | 自分or業者 | 自分or業者 | 完全に自分で |
在庫 | 自分で管理 | 自分で管理 | 業者管理 |
注文〜出来上がり | 約2週間 | 約2週間 | 生産が決定するまで |
お店
サイトウサンTシャツ第1弾・第2弾はこの方法です。
対面式なのではじめての方でも安心ですが、その分マージンがとられます。
google先生に「駅名 Tシャツ 製作」などと聞くとよいと思います。
中心的な都市か若者の多い町にたくさんあります。通いやすい近いところがよいと思います。
ちなみに、当時下北沢に近いところに生息していたので、下北沢にあるTシャツ製作会社を数箇所まわって生地・印刷の具合・値段を聞いて比較検討しました。
結局以下の会社を選択。
Tシャツ通販のREDBROS.
ここは980円(税別)でTシャツ代+インク代、あとは版代だけなので店舗にしては安いと思っています。ネット経由で頼んでもここ以下になるところは少ないぐらいです。対応も迅速で、欠点といえば単価がなかなか1500円以下にならないところでしょうか。
ネット
ネットで調べて入稿します。Tシャツ印刷会社に直接頼むので比較的費用が抑えられます。
ただし人と会わないし、実物は見られないので初めてだと多少不安かもしれません。
サイトウサンTシャツ第3弾とひよこTシャツ&バッグは以下この方法です。
google先生に「Tシャツ」と聞くといっぱい教えてくれます。
比較した結果、私が最後まで選択肢にしていたのはこの3社です。
その他の会社にしても、版の大きさと一枚あたりの値段、そして学割の有無などいろいろと差異があります。最終的に製作されるときは自身で比較されるとよいと思います。
実際に選択したのは前者「アートディレクト」さんです。
住所を教えるだけで無料でカタログがどーんと送られてきます。実際の生地見本つき。
文化祭のおわった閑散期に頼んだので比較的対応が早かったです。ただ旧式のWebフォーム・注文メール形だったことに、こちらの複雑な注文さが相まって、こまごまとした間違いはありましたが、ちゃんと確認すればすぐ対応してくださいます。
Tシャツの種類も異様に豊富です。送られてくるTシャツのカタログ全部からどうぞと言われるので、他店では扱っていない赤ちゃん用ロンパースも作ることができました。
後述の版についても、一枚に収めることができれば3種類ぐらいの版を1つにまとめることができました。つまり1枚分の値段になったということです。なかなか他の業者さんはしてくれません。
また版も無期限無料保管なので好きなだけ再販できるんだぜ(・∀・)!
その他
基本的にネット経由でデザインを入稿して、その業者サイトを見ている人が購入するという形態です。在庫は持ちたくないし、特に販売経路を持っていない人向けです。
たとえば以下のようなサイトがあります。
どこサイトもかなりのマージンをとられ、儲けが少ない割りに高くつきます。しかも実物を見られないのでTシャツの質も不安が残るところ。
Tシャツを作ろうと思ってから調べたっきりで、あまり詳しく調べていません。いいサイトがあったら教えてほしいところ。
Tシャツ
大手Tシャツメーカに「PrintStar」と「UNITED ATHLE」があります。
PrintStarのほうが若干安いのですが、洗濯すると首周りがすぐへろへろに!*1
個人的にUNITED ATHLEがおすすめです。2年間着ていますがいまだに襟がへろへろしていません。買った人からも好評なので好んで選んでいます。RedBrosもアートディレクトでも品番5942を使用。
他ブランドは少し高め。ちがいのわかる方はどうぞ。
印刷法
大きく分けて2つあります。利点と欠点は以下のとおり。
シルクスクリーン印刷 | フルカラー印刷 | |
---|---|---|
利点 | 印刷がきれい・耐久性がある | 色数無制限 |
欠点 | 20枚以下だと高額になりがち | 高くなりがち・耐久性劣る |
用途 | イラスト | 写真 |
私はシルクスクリーンしか使ったことがありません。
Tシャツにかかるお金
全部のところがそうだとは思いませんが、大体こんな感じ。
(Tシャツ単価+印刷単価)×枚数+版代×印刷箇所+送料-各種割引
学園祭でTシャツを作るところが多いので、学割はよくあります。
またある程度の金額を注文すると送料が無料になったりします。
版について
- 15センチ四方とA3サイズを扱っているところが多いような気がします。
- A3だと一枚7000円〜10000円ぐらい。とてもたかい。
- 印刷色数分だけ版が必要。印刷費も高くなる
- 版を無期限で保存してくれるところもあります。業者によって無料だったり有料だったりします。再販するときにお金がかかるかかからないかという違いです。*2
デザインについて
印刷箇所によっては印刷できないところがあるので調べたほうがよいです。
特にでこぼこのある裾や襟、わき腹なんかは鬼門です。
注文について
業者の説明に従います。
大体注文した時点で以下が必要になります
- デザイン
- Tシャツ注文枚数(サイズ・色も)
というわけで、注文までにがんばって宣伝します!
特に大量に在庫がもてない個人の場合は頑張って宣伝しないと赤字に!
ちなみに、Tシャツの色は決めうちしておかないと注文書がとても長くなり、正直大変です。
ただし、Tシャツの色を選べたほうが喜ばれるみたいです。トレードオフ。
過去の統計から行くと、「黒Tシャツはコンスタントに売れる」「男性用は確実にLサイズを頼む人が多い」ことがわかっています。
販売について
ひたすら宣伝して、Tシャツができたらみんなの都合と住所を聞いて、会ってお金をせびったり、お金を振り込んでもらって送りつけるだけの簡単なお仕事だよ!!!!!
値段設定・儲けについて
いつも20枚生産時でやってます。売れるかどうかわからないので。
版の値段を売れた枚数で割ったものがTシャツ単価に加えられているので、明らかに「たくさん売ると儲けが出る」のです。
皮算用はExcelなどでどうぞ(o^冖^o)
あとがき
id:nishiohirokazu先生、id:earth2001y先生、いかがでしょ(・ω・)