毛のはえたようなもの

インターネット的なものをつらつらとかきつらねる。

ポストカードを印刷してみたレポ(印刷所編)

ここ2,3年ポストカードをインクジェットで印刷し、ばら撒いてきました。
そろそろオフセット印刷に挑戦したいと思いたところ、とある人からサイトウサンTシャツの代金と一緒に6000円程度寄付をいただきました。これはよい機会と思って作ってみました!
そのまとめです。

条件と想定

今回は「個人が趣味の範囲で作る」という想定で印刷所を探します。
印刷業界には詳しくないので、ネット入稿可能なところにしました。

条件

比較のために条件を以下のように統一します。

  • インク:表4色・裏1色
  • 紙:マットコート紙220kg、100x148mm
  • 部数:300部程度
  • 納期:急がない(だいたい1週間程度)
  • デザイン:自分でする
  • 入稿形式:イラストレータファイル(*.ai)
デザインは以下

http://hina.sophis.info/character/hiyoko/postcards/print/hiyoko_sports_dumbbell_omote_s.jpghttp://hina.sophis.info/character/hiyoko/postcards/print/hiyoko_sports_dumbbell_ura_s.jpg

価格比較

グーグル先生に聞いて調べました。検索上位に来るものを中心に。

比較表
会社名 紙の名前 部数 値段 一枚あたりのコスト その他費用
プリントパック マットコート220kg 300 ¥5200 ¥17.3 なし
プレストーク マット220kg 250 ¥6,400 ¥25.6 なし
ピーネット マットポスト220kg 300 ¥7,270 ¥24.2 なし
グラフィック マットコート220kg 250 ¥6,100 ¥24.4 なし
ITカラー印刷 OKマットポスト180kg 300 ¥6,500 ¥21.7 不明
注意
  • もちろん以上に挙げた会社よりも安い会社があるかも…。そのときは教えてください!
  • ネットに値段を公開していない会社、明らかに高額そうな会社は省いてあります。
  • 納期ですが、一番安いコースで5日から7日が普通です。
  • 「その他費用」とは送料などのことです。ただし無駄な・予期せぬ事態にかかる費用、たとえばキャンセル料・データ差し替え料・データ変換料などは含みません。
  • 「紙の名前」ですが、各社違うものだと考えたほうがよいと思います。各社とも名前が統一されていない傾向にあります。今回はマットのつくものに統一してありますが、同じ名前でも全然違う紙であることが少なくありません。マットポストとマットコートは全然別物だと思います。紙質は印刷したい絵や雰囲気によって決まるものなので、サンプルをもらってからもう一度考えるのがよいと思います。
結論

なんだろう、このプリントパックの異様な安さは。とりあえずプリントパックに決めました。

サンプル請求

サンプルを請求したところ、だいたい一週間後ぐらいに到着。
案外遅かった。まあ急いでいないので一向にかまわないんだけど!!

入っていたもの
  • 用紙サンプル(印刷がしてある)
  • 色辞典
  • 入稿サンプルデータ入りのCD-ROM
  • 印刷所の選び方+お客様の声(ようするに宣伝)

用紙決定と値段

用紙決定

ざらざらの紙がよかったので、少し高いのですがケント紙220kgにすることにしました。*1
ほかの会社でもケント紙をしらべたのですが、6000円/300枚を下回るところはここだけ…。

最終的に注文したときの条件
  • インク:表4色・裏黒1色
  • 紙:ケント紙220kg、100x148mm
  • 部数:300部
  • 値段:5500円(1枚あたり17.7円)
  • 納期:6営業日
  • デザイン:自分でする
  • 入稿形式:イラストレータファイル(*.ai)

注文→到着

注文して約1週間で到着しました。

流れ
  • 11/09 01:13:注文・(e-bankで)入金・入稿
  • 11/09 11:50:入金確認メール到着。
  • 11/11 17:23:データチェック完了メール到着。
  • 11/14 17:48:京都から発送。
  • 11/15 14:29:到着
きたよ!!!

とどきたときの写真。ちょっと感動です。これぞ自己満足のきわみ。

大至急って全部の箱に書いてあるんだろうか。佐川さんはいつも大至急なんですね。*2

商品写真


想定していたよりも黄色が強く出ました。インクジェットよりは強く出るみたい。
でも想定の範囲内なのでOKです。
一度頼めばだいたいインクの傾向がわかるので次回以降は大丈夫でしょう。

まとめ

以上で「ポストカードをプリントパックに頼んでみた」レポートを終わります。
誰がこのレポを参考にするのかわかりませんが!!!!
とりあえず300枚もウチにポストカードがあるから、いろんな人に送りつけられることでしょう。
ちゃんちゃん。

せんでん

今回作ったデザインに加えて、ポストカードを売っています。
今日までにサイトウサン・ひよこさんあわせて30種類程度あります。たまに増えてゆきます。
今までは知り合いに手渡しで売りつけることが多かったのですが、先日ネット経由でご注文いただいたので調子に乗ってここでも宣伝してみます。


でも正直ポストカードって売れるんでしょうか。
私はポストカードで手紙交換する相手がいまして、ポストカードを消費する先があります。
でもほかの人は多分きっとそんなことしていないだろうと思っています。
宣伝しておいて、売れることにとても懐疑的だけど手紙交換のお相手募集中のかえるでした。

*1:実はこれに2週間ぐらい悩んでいた。

*2:ちなみにこれ以外にも荷物を頼んでいて、同じ人が夕方またいらした。土曜日に、寒いのに、大変すぎる。ありがたいことです。